サプリメントには副作用がある

サプリメントは薬ではありませんので、本来副作用はありません。
しかし、体質やその日の体調によって、結果的に副作用として身体が不調を訴えることがあります。薬やサプリメントの安全基準には厳しい日本でも、過去に販売されてきたダイエットサプリの成分で副作用の報告がされているものもあります。

そこで今回は、ダイエットサプリメントの中でも比較的副作用の報告が多かった成分をご紹介します。

① メリロート

メリロートとは、血液の流れを促すクマリンという成分が含まれた豆科の植物です。
クマリンが血液の流れを良くすることから、むくみの解消などに効果的だといわれていた成分です。しかし、メリロートを飲み続けた結果、肝機能障害を患ったという報告があり、
厚生労働省のHPでもメリロートの健康被害が発表されています。
肝機能がもともと弱いい人は避けた方がよさそうな成分です。

② サラシア

サラシアとは、糖質が腸から吸収されるのを抑えて、便と一緒に体外に排出することができる成分です。腸内環境の改善効果も期待できますので、お通じの改善によるダイエット効果があると人気の成分ですが、一部では流産の危険性が指摘されています。副作用には、腹痛や下痢、吐き気などの症状も報告されていますので、妊娠中や体調が万全でない方は避けた方がよさそうです。

③ ガルシニア

ガルシニアとは、糖質を脂肪に変化して体内蓄積を防ぐ成分です。糖質が脂肪に変わらないので、食べ過ぎを防ぐことができることからダイエットサプリメントにはよく使用されています。しかし、ガルシアを飲んだことによって胃に不快感を覚えるといった副作用が報告されています。ほかにも、ガルシアの継続摂取による動物実験で卵巣に異常が起こることも分かっており、もしかすると人間の卵巣にも悪影響を及ぼすのではと危惧されています。

副作用の発症確立を最小限に抑えるには?

副作用はいつ誰に起こるかわかりません。今までそのサプリメントを飲んでいて何ともなかったとしても、その日の体調や状態によって、サプリメントが不調を招くこともあります。

副作用の発症確率を最小限に抑えるために気を付けたいことは2つです。

まず、日本で販売が許可されていない海外製のサプリメントは購入しないこと。個人であれば、海外で販売されているダイエットサプリも簡単に購入できる時代になりました。
海外製のサプリメントがなぜ日本で販売されていないのかを考えてみてください。効果や効能よりも安全・安心を第一に考える日本の基準に満たなかったら日本で販売されていないのです。日本人と外国人では、食生活も違いますし、体格や体質も全く違います。効果がすごい!といわれるものではも、私たち日本人の体に効果を発揮するかは保証できません。副作用を危惧するのであれば、日本で承認されていない成分のサプリメントは摂取しないこと。

そしてもう一つ、気を付けるポイントは、新しい成分のサプリメントは摂取しないことです。実は、ダイエットサプリメントは他の補助サプリメントに比べて新成分が使われることが多いそうです。新しい成分はそれだけ摂取した人が少ないということですので、副作用に関する情報もまだまだ少ないのです。 新しい成分がダメというわけではなく、新しい成分には効果や副作用の情報が少ないので、注意が必要です。

おわりに

今回ご紹介した成分は、決して危険な成分ではありません。

ダイエットサプリメントの中で比較的、副作用が認められた件数が多いというだけで、全ての人に副作用があるわけでも、成分自体に害があるものではないということをご理解ください。サプリメントだけでなく、薬もそうですが、副作用というのはとても曖昧なものです。もしかしたら、以前から抱えていた不調がその日たまたま悪化しただけだったかもしれない。それでも、その日サプリメントを飲んでいたから、悪化原因をサプリメントにされてしまうことも少なくありません。

ただし、明らかにサプリメントを飲み始めてから体に不調を感じる場合は、すぐに使用を中止しましょう。