筋トレすると身長が伸びなくなる?

筋トレをすると身長が伸びない!?という噂を聞いたことはありませんか?
結論から言いますと、「筋トレをすると身長が伸びない説」には明確な理由はありません。
むしろ、科学的には身長を伸ばすためには適度な筋トレがひつようであると唱えられています。

「筋トレをすると身長が伸びない説」が蔓延した原因には、高負荷の筋肉トレによって関節に負担がかかり、成長が阻害されてしまうという想像からだと思われます。

適度な運動や筋トレは成長ホルモンを分泌させるので、筋肉や身体を構成するために必要なことなのです。

身長が止まってしまう筋トレとは?

しかしながら、身長の発達のために、筋トレをやらない方が良い時期があるのも確かです。
体の成長が最も著しいときに筋トレをすると、成長ホルモンが分泌されて身長が伸びることもあれば、反対に強い負荷をかけて身長を止めてしまうこともあります。

人間の体は骨が発達する過程において骨の先端に強い負荷がかると細胞が新しい骨を作るサイクルを邪魔してしまうのです。幼少期の筋トレが問題となっている理由はここにあります。代表的な例が体操選手です。プロの体操選手の運動開始時期は早い選手だと3~4歳頃からです。この時期から過剰に骨に負荷がかかることで身長が伸びなくなるとされています。

一方で、バスケットボール選手やバレーボール選手などはトレーニングをしているのに身長が高いですよね。適度な運動や筋トレは身長を伸ばすためには欠かせないことは事実です。しかし、膝を極度に深く曲げたり、ジャンプを伴うトレーニングをしたり、瞬間的に負荷のかかるトレーニングなどは、成長軟骨に負荷が大きすぎるため、身長の成長を妨げてしまうのです。これは子供だけでなく、大人にも共通することです。

大人になってから筋トレをして身長が伸びる人もいる!

大人になってから急に身長が伸びるようになった!という話をたまに聞きませんか?
筋肉トレをすると成長ホルモンの分泌が活発になります。成長ホルモンとは、思春期に身長を伸ばす役割も持っています。

実は成長ホルモンは思春期だけでなく、量は変わるものの一生分泌されるホルモンです。
成長ホルモンの役割には、疲労解消、集中力UP、筋肉量維持、脂肪分解促進、骨の強化など、体にとって大切なものばかりなのです。
しかし、成長ホルモンは年齢とともに分泌量が減ってきます。大人になると身長が伸びにくくなるのはこのためです。

とはいうものの、全く分泌しないというわけではありません。成長ホルモンがより多く分泌されることをすれば、成人してからも身長は伸ばすことは不可能ではありません。
そこで筋トレなのです。

筋肉トレをすると筋肉繊維が破壊されて、筋繊維を修復するために成長ホルモンが通常よりも多く分泌されますので、体の成長にも役立つのです。

身長を伸ばすために鍛える部位は?

実は、鍛える部位によっても成長ホルモンの分泌量に差があります。
成長ホルモンの分泌量は筋肉の体積に比例しています。つまり、大きい筋肉を鍛えれば、成長ホルモンの分泌も多くなるということです。
上半身では大胸筋と腹筋と広背筋です。下半身では大腿筋です。
これらの体積の大きい筋肉を中心に鍛えると、成長ホルモンがたくさん分泌されますよ。

おわりに

ただ、体を鍛えるだけでなく、身長を伸ばすためには姿勢も重要です。
猫背気味であれば腹筋や背筋が足りない証拠ですので、これらの部位をバランス良く鍛えると姿勢が良くなり身長が伸びます。

また、筋トレで成長ホルモンを分泌させたら、次に重要なことが睡眠です。できるだけ深い眠りにつくことで成長ホルモンの分泌はより活発になります。
身長にコンプレックスがあるなら、トレーニングを始めましょう。成人してからも自分の努力次第で身長を伸ばすこと、縮まないようにすることは可能です!